ポエム
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恋の風(短歌九首)


鐘が鳴る、バラ園に立つ美少女の影の心臓踏んだ夕暮れ



歌うんだこんな闇夜を照らす歌、前向き進む闘う少女の



この異国、星座が故郷と似てるから、むしょうにあなたを探したくなる



君を抱く、光の小雨が歌うからちいさく呟きほお染める月



大風がこの街襲う晩夏の夜、私も乱れてみたいあなたと



ただ秋の風が昨夜と違うから今宵もあなたに会いたくなるんだ



いま夜が更けゆく意味を知りながら静かに愛を伝えられない



サンキューとキザにあなたは手を振って、似合わないけどちょっと好きかも



凪の海ひねもすのたりのたりでも、この恋に生く我が胸の風




20/10/28 05:31更新 / 花澤悠



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