ポエム
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君と僕の夜


霧の夜、なにも見えなくて
手探りで帰路に着いた

猫が静かにこっちをみてる
瞳だけがみえる気がする

自転車が重たくて
足が、もうもつれるから
懸命に生きる努力をした

君よりも
生きる努力をした

夜が流れていく

僕は帰れない

夜が流れていく

あと少しで家だが
黒猫がまだ追ってくる
みえない満月の夜なら大丈夫だ
うん、大丈夫だ




20/10/20 01:33更新 / 花澤悠



談話室



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