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異様の蛇
朝から、蛇を呪う。
これから、生きる辛さを知り。
クソみたいな日常が、まとわりつく季節。
こころを病と診断され、瞳、煌めく。
それは、いつからの呪いだったのか。
引き笑い、掠れ声が聴こえる。
どこか、大丈夫な部屋はあるか。
自分自身を責める、愚かな傷は、灼け。
そこには、無垢な白蛇が這い上がる。
全ては、首をかしげたその蛇の静けさのせい。
夜は長い、細い雨が降り、白蛇の背を濡らす。
疲れても、蛇は眠れずに夜を昇る。
光る牙から、一筋あかい熱量が滴る。
20/10/15 01:30更新 /
花澤悠
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