夜は必ず明けるから
(短歌九首)
ふたりして隠したままの恋ごころなのに今更また会うなんて
嘴も爪もないのに青空を翼を広げ鷹一羽ゆく
泣かなくてもいい、夜は必ずだ、必ず明ける、必ず明ける
振り返る寝顔があまりに無防備でだから守ってあげたくなる朝
海面に浮がぶ月光揺らしつつ波と水母の過去は消えゆく
この街の路地が故郷と似てるからダメだあなたに逢いたくなるんだ
ふたりとも大きな罪を持っていてわかりあえても許しあえない
あの一瞬一言ことばを間違ってひとりの部屋で酒を飲んでる
愛人とふて寝を最初に教わったアイツに再会したいこのごろ
ふたりして隠したままの恋ごころなのに今更また会うなんて
嘴も爪もないのに青空を翼を広げ鷹一羽ゆく
泣かなくてもいい、夜は必ずだ、必ず明ける、必ず明ける
振り返る寝顔があまりに無防備でだから守ってあげたくなる朝
海面に浮がぶ月光揺らしつつ波と水母の過去は消えゆく
この街の路地が故郷と似てるからダメだあなたに逢いたくなるんだ
ふたりとも大きな罪を持っていてわかりあえても許しあえない
あの一瞬一言ことばを間違ってひとりの部屋で酒を飲んでる
愛人とふて寝を最初に教わったアイツに再会したいこのごろ