ポエム
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とある女流詩人の『詩の書き方』
いや、べつに、変な人ってわけでもないんだ
まぁ、変といえば、じゅうぶん変だけど
そんな、あなたに軽蔑のまなこでみられる
変態っぽいヤツなんかじゃないんだ

ただ、むかしね。
とある女流詩人が、
「詩の書き方」みたいな文章のなかで、
私は、深夜、裸になって、詩を書きます、
って、書いてたんだ。
みなさんも、いかがですか?
ふつうではない肉体の感覚が、
とても刺激的な気分にしてくれて、
新しく鮮やかな詩が書けるかもしれませんよ、
という、
作詩のすすめ、みたいな文章だったような。

だれだったかな?
ずいぶんむかしの記憶なので、
あいまいモコモコ。

ただ、その言葉は
いまも私の心に残っていて、
ちょっと、立ち止まったり、
行き詰まったりしたら、
深夜、裸になって、
詩を詠むことで、
復活できたりするのかもしれない

なにさ、知らないよ
裸で詩を書く、
メリットって、なになのさ?

ただ、裸になりたいだけじゃないって
ちゃんと、いえるわ

いや、べつに、変な人ってわけでもないんだ、
ただ、変な詩人ではあるなぁ
あたし、
こんごいかなる人生を歩むことになっても
真夜中、
裸になることだけは
きっとやめないと思うの

ええ、やめる必要なんて、認めないわ、
だれに、なんて、いわれても、ね?


な〜んて、ね。

やだなぁ、嘘ですよ嘘。
あたし、裸族になりたくてなれない
変に品行方正(?)なところがあって
ま、なりたいんでね
ゆめを見てるんです

そんな風に詩作ができたら
違ったじぶんに出会えるかもしれない
みたいな、ね?







20/06/11 03:17更新 / 花澤悠



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