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女の悲鳴と梟の笑い声
花も散りおえた。
早朝、
まずは
春を
招きいれ
夕刻、
月が
地面を
照らしだし
まっしろな道がつくられるのは
月へといたる道なのに。
けっして幻影ではない
無音の夜の街
人の命が、ふっと、消えて、しまう、なんて。
女の悲鳴が聴こえたんだ
まっしろな道から
足をふみはずしたんだ
そして、
その闇の街を
滑るように
梟が、
飛ぶ
声にならない、笑い声を
放ち。
20/05/14 22:53更新 /
花澤悠
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