涙の時代
顔かくし
青い涙をながすとき
かなしいふりの人形(ドール)と呼ばれる
彼をみて
ほおを真っ赤に染めながら
しんじている目に健気な涙
桜道
縛りつけてる悲しみを
ときはなつ風、ゆれる満月
愛してた
海の言葉を聴きながら
私はあなたと一緒にもぐった
強い風
ごぉーって舞い散る砂ぼこり
ここにはいつものふるさとが無い
唇を
そっとここからあの人の
口にずれさせてくれ眠るため
割れないで
ふたりの距離はこんなにも
うすいはずでも恋の風船
泣いちゃダメ
この世を亡ぼすなんてダメ
けれど亡ぼしたいほど泣きたい