黒い砂の世界
静まりかえった砂の世界
かたるべき絶望もかたれない
空には雲ひとつない青空
そして地には影ひとつない
あなたのいる街を棄てて
ゆくべきふたりの未来もみずに
孤独のここちよさもありやしない
こんな風になってしまった
おあしすを求めてる
こころを知っている
ただあきらめて微笑んでいられたら
わたしはもはや神なんだろうけど
求めてる、求めてる、求めてる、
飲みほしたいあなたへのいとしさを
こんなに好きすぎて
だれにも恥ずかしくて街にいられない
とおい砂の世界でも同じさ
ねぇ、なにひとつ変わらず
好きすぎるんだ、あなたのこと
ねぇ、どんな魔法をわたしにかけたの?
求めるな、求めるな、求めるな、
いっそ焼き尽くしてくれ
夜よ早くおいで
そしてわたしを真っ黒に染めて