猫を抱きしめたい
上をみて、歩きつづけたはずなのに
この二階の窓からは、雨しかみえない
上とまえだけをみつづけて、生きていけないと
知っていたきみが、やっぱり上手に生きてんだね
歩道橋の階段の上にうずくまり、
捨てネコを抱いて
泣きそうな声でゴメンと謝って
歩道橋の上でネコをただだき
泣きそうな声でゴメンと。
街なかにある
観覧車のなかでは、しずかなネコの子も地上に
おりたら大騒ぎして駆けていく
見向きもせずに
駆け出すよ。
樹の上に残され啼いてるネコをみて
泣きそうな目で手をのばす君
「あ、あのネコ、あたしのようだ」と
手も届かないのに
あたしのようねと手をのばす君、
樹の上に残され啼いてるネコはただ
怯えて泣いてるだけ。
この二階の窓からは、雨しかみえない
上とまえだけをみつづけて、生きていけないと
知っていたきみが、やっぱり上手に生きてんだね
歩道橋の階段の上にうずくまり、
捨てネコを抱いて
泣きそうな声でゴメンと謝って
歩道橋の上でネコをただだき
泣きそうな声でゴメンと。
街なかにある
観覧車のなかでは、しずかなネコの子も地上に
おりたら大騒ぎして駆けていく
見向きもせずに
駆け出すよ。
樹の上に残され啼いてるネコをみて
泣きそうな目で手をのばす君
「あ、あのネコ、あたしのようだ」と
手も届かないのに
あたしのようねと手をのばす君、
樹の上に残され啼いてるネコはただ
怯えて泣いてるだけ。