晴天にうっすら架かる虹があり
春を待つ少女のようにラーメンを待ってるわたしおなかよ鳴るな
小雨ふるこの駅にいまたたずんで空を見上げる、失恋したんだ
辛いってわけじゃないって君はまた制帽まぶかに、やせ我慢する
そんな目で我慢しないで、悲しみを笑顔で飾ってしまわないでね
極寒を膝をかかえて耐えながら訪うきみを春として待つ
透きとおる笑顔のままで悲しみが瞳をこぼれる美しい人
ただ楽しいふりでいいのにそれさえもできず泣きだすバカだから好き
晴天にうっすら架かる虹がありいらない色などない春を知る
どうしたのきみがそこまで泣くなんてふるえる首に恋してしまった
もう二度と会えないわけではないという嘘を隠しに降るなごり雪