ひとりでみていた、みせるな神さま
のぞまない
悲しい色した命の火
生きてるかぎりは笑っていたい
鈴の音が
チリンチリンと小刻みに
眠ったしんぞう動かすつもり
海のそこ
宇宙よりも遠いという
世界の果ての定義ではない
牡丹雪
街路樹の枝、花咲かす
いままでだってひとりでみていた
前向きに
倒れしずかに僕が死ぬ
女神の胸に、顔を埋めたい
すこしだけ
生きてる意味を疑って
涙、隠せる、大好きな雨
無いものを
探すのではなく有るものの
なかで遮二無二いきた友垣
罪深い
抱きしめるなんて
罪深い
たとえ冷たい風が吹いても
公園で
君の孤独の影をみた
ブランコ漕いでる、声なき笑顔に
ひとりきり
この街で生き
死ぬさだめ
世界の果てを
こころにぶら下げ
もういっそ
この目を潰してしまおうか
あんな光景、みせるな、神さま
疾風に
斬りつけられて
倒れそう
だれより信じる君の嘘なら
あおはるの匂いと濡れてるあの髪の
射干玉の夜の
君をかえして