愛を、教えてよ
ころそうとして首に手を伸ばし
真っ白な髪の
匂いを嗅ぐ
悪なんて
あたしにはみえないの
少しだけ痛すぎる
怒りの果ての真っ黒な罪の重さ
あたしの手には持てないなぁって
ふりかえれば悪い
火の傷を胸に負わす
あたしの夜の秘密も
絶望とともに消えるんだよなぁって
貴女に愛を捧げた
笑っちゃうくらい素直な純情が
かなたの光の反射角度によっては
あたしの手には余る明るさになるから
どれほと堕ちていけば世界の終わりなのか
水の星に潜ってみたけれど
言葉は気泡になって
ひびわれても明日への希望をつなぐかなぁって
それでも愛してくれるというなら
愛は絶望を燃やして燃えさかる強い心だと
けしてきえない愛のことを
あたりまえさと深く深く潜って知った
いい加減な死に方選びたくない
あたしに教えてよ