ポエム
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愛しても、伝わらない
騙そうとして目をそらすと
真っ白な雲の上に
いつかみた真実の世界が
あしざまに
あたしをみくだしていたなんて
少しも寒くない冬の寒さを
感じているみたいなもんだなぁって
ああそうか、
それなら
あたしの純情も伝わらないんだなぁって
だれもいないこの部屋で
たちまち賢い夜の梟を待っている
どのくらい遠くの森から
飛んでくるというのか
青葉を散らしつつ
ひびわれた苦しみや明日なき絶望たべてよ
それでも持つべきさみしさなんて
ないとあたしに教えてよ
20/02/12 21:48更新 /
花澤悠
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