ポエム
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秋の星座という銀の夢

いちめんの
漆黒の空に振りかける
秋の星座という銀の夢

味わった
苦しみなんて嘘みたい
夕餉の匂いが灯す温もり


いままでも
泣きたいことはあったけど
死なずにはいれた 神よ アリガト


星空に
えがいた神話の哀しさに
憧れ 心で 神よ アリガト


少しなら
だまされたまま いてあげる
いちめん すすき野 わけいった 夜



平凡や 異端や 罵声や 賞賛が
均等だった気がするとしつき


喜悦とか 懊悩 号泣 微笑みを
すり抜けてきた一人の夜でも


いちめんの
漆黒の空に白色の
絵の具で描いた月あらう風


ほんとうに
優しい瞳をした月光
ねぇ あしたもまた 降りそそいでよね?



19/10/30 22:59更新 / 花澤悠



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