秋の星座という銀の夢
いちめんの
漆黒の空に振りかける
秋の星座という銀の夢
味わった
苦しみなんて嘘みたい
夕餉の匂いが灯す温もり
いままでも
泣きたいことはあったけど
死なずにはいれた 神よ アリガト
星空に
えがいた神話の哀しさに
憧れ 心で 神よ アリガト
少しなら
だまされたまま いてあげる
いちめん すすき野 わけいった 夜
平凡や 異端や 罵声や 賞賛が
均等だった気がするとしつき
喜悦とか 懊悩 号泣 微笑みを
すり抜けてきた一人の夜でも
いちめんの
漆黒の空に白色の
絵の具で描いた月あらう風
ほんとうに
優しい瞳をした月光
ねぇ あしたもまた 降りそそいでよね?