ポエム
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祈りの果ての

(短歌七首)


炭酸の
泡が細胞たたくから
入浴後には新たになれそう


ただ香る
空気の中に潜んでる
生きたいという希望を吸いたい


秋紅葉
ふと立ち寄った寺でみた
身に染み渡る赤さにみ惚れる



風に舞う
砂塵の粒が目に入り
泣いてるみたいな黄昏の街


時はゆき
時はまたゆき秘密さえ
流してくれる振り向きもせず


良い夜を
与えてくれる素晴らしい
部屋であるのは君のおかげだ


運命と
いうのはどこにあるんだろう
知らないけれどただ前を向く



手についた
罪を綺麗に拭いさり
それが祈りの果てのともしび







25/11/20 08:01更新 / 花澤悠

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