ねぇ、お願い
忘れさせて。

今となっては夢のような
『ひとつだけ』
そんな歌のような
淡い想い出
２歳年上の
あなたにもらった
くる欲しいほど心に灼きつく
淡いピンクのファーストキス

ねぇ、お願い
忘れないから、

三年前にあなたにもらった
一方通行の激しい愛情
いつのまにかに好きにさせられ
生まれ変わっても好きだと信じた
騙されたのがバカだというなら
私たしかにバカだけど
別にバカでもいいと知ったの
忘れられない恋香る部屋
透き通るほどひとつになれたね
しあわせ流れる時間を過ごした
だからいまでもあの夢を見る
だからあなたを
いまでも待つよ

ねぇ、お願い
忘れないで？

いま目の前の黒い扉を
私の手では開けられないから
ずっと
ここに
突っ立っている

でもね
ここにずっといるから
私がここに来ていることだけ

ねぇ、お願い
忘れないでね？