時よ止まれ
(短歌七首)
練習を
すればなんとかなるという
ちいさな嘘なら信じたふりする
せっかくの
愛をもらえた寒い日に
悲しい気持ちが住みついた胸
やりたくて
やってるだけと目を逸らし
ピエロみたいにおどけてくれたね
ゆっくりと
したくて日々に追われてる
今日だけなにもしなくていいよな
いい歳が
いくつなのかはクリスマス
イブの過ごしかたからわかるね
防ぐのは
大切だからだれにでも
心の闇をみせたくないから
七色の
流れる光をてのひらに
映してしまった時よ止まれよ
25/11/08 11:32更新 / 花澤悠