道を歩く
(短歌八首)
図書館へ
向かう時間がしあわせな
ポッと咲いてる小花をみつける
嘆かない
何年まえから誓ってる
恐怖も知らない無念も知らない
ほんとうの
心の光がみえたとき
君の寝顔にキスしたくなる
いつだって
アルコールになど頼らずに
ましろく生きると誓う真夜中
朝焼けに
向かい歩いてゆくひとを
見送ってからいく年経ったか
高原の
空気が澄んで美味しいと
真正面から素直に認める
遊歩道
楓や楢を楽しんで
並んで歩く君が綺麗だ
うららかな
ふたりで歩き進む道
天国行きのスタートなのかな
25/11/01 08:17更新 / 花澤悠