ポエム
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君の鎖骨 2


(短歌九首)


冬山の
白い姿が美しく
想える部屋で朝を迎える




まっすぐな
視線にすこし惚れている
生きてゆくってこんなもんかな



新婚で
過ごした遥か過去の町
平等院へいままたあなたと



この部屋で
テレビとかみて笑ってる
寂しさなんてみえないふりする



やさしげに
微笑むすべも憶えたし
寂しくだけはないふりをする




忘れたい
ほどにホンキで好きになる
なんて夢中な恋してみたい



なれるなら
痩せ狼になりたいな
みた目で嫌うひとに吠えつく



手をつなぎ
心が結べた深夜二時
こうして生きてゆければいいな




あたたかく
生きたい想いで汗ばんだ
君の鎖骨の細さに震える







24/12/30 10:01更新 / 花澤悠



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