恋する恋人
(短歌九首)
いまさらに
好きな空気を身にまとい
こっちをみている内気な感じで
生ビール
その喉ごしの良さよりも
君と語らう空間が良い
チョコレート
よりも甘めのやさしさで
口づけをしてくれる恋人
白くって
揺れる可憐な蕎麦の花
だんだんばたけに君が微笑む
古いひと
なんて呼ばれて空をみる
確かに昔は飛べてた青天
楽をして
タフな心になれないと
知っているからAIきらい
この街に
口笛を吹く鬼がいて
雨を待つのは虹がみたくて
照れ笑い
している猫の三角の
耳がぐにゃりと折れてる陽だまり
失敗は
いっぱいして来たいまだって
連休まえに予定もなく、咳