僕らのうた
僕らはみんな生きている
少し笑って生きている
少し走って生きている
少しうつむき生きている
僕らはみんな生きている
生物として生きている
動物として生きている
人間として生きている
なにも変えられないちからが足りなくて
なにも感じない心に栓をしたから
だれも信じない裏切られすぎたから
だれも頼らないそれで負けたとしても
むかしは想っていた
ひとなんて
いつ死ぬかわからない生を
少し先の未来もわからないまま
生きてゆく
夏の終わりの蝉みたいな存在だな
死骸を
毎年みる
なぜ、蝉の死骸だけ
あんなにみてしまうのだろうか
そしていつも同じ悲しさに
一瞬立ち止まるんだ
天国と地獄って
あるのかな?
そこでは蝉も
ずっと楽しく
鳴きつづけられるのだろうか
でもその鳴き声は
あの
なにかを震わせるような
魂の深いところをを削ったような
青い黒い鳴き声では無いのでかもしれない
僕らはみんな生きている
前を睨んで生きている
夢を目指して生きている
立ち止まらずに生きている
つまりはこれかもしれないな
しあわせな
雲のかなたにゆきたいと
ちからずくでも想い込み積む