ポエム
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遠くの笑い声だけ聴こえた



遠くから笑い声だけ聴こえて来たんだ
  

(短歌五首)

月を待つ
予定を無かったことにして
鯖寿司を食べ眺める夕焼け



紙芝居
みたのはちいさな会所での
一度だけだと気づく黄昏



養命酒
飲んだ記憶も無い舌が
なぜか苦さを知ってる団欒



縁日へ
生まれて初めて浴衣着て
出掛けた夢をみたのは黄昏



忘れない
黄昏 教室 ふたりきり
開いている窓 揺れるカーテン




24/06/18 19:05更新 / 花澤悠



談話室



■作者メッセージ
わかる人には、わかるだろうが、わからぬ人には、わからない。
とか、なに当たり前なこと、云ってんだ、あー。

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