幸せのうた
最後の感性だけが頼みの綱だね。
考える
純真なんて きっちりと
考えたってひとには云えない
市民とか
奴隷はカイジのなかにいて
からだのなかにみたこともない
決着を
つけるのならば 生きること
さえも斜めに袈裟裂きにせよ
戦うと
いう義務を持つ 戦わない
自由とどちらが尊いリアルか
前線で
より血を流す花が咲く
逃げて ひとりで そっと咲きたい
バランスを
考え抜いたこの国に
批判を刺殺す 宵のカラスよ
かたすみの
差別の意味をちゃんと知れ
アートなんかでモラルを語るな
生きるのも
最後の方は 僕たちが
泣いて喜ぶチョコでいいよね
一生と
いう言葉さえ過去に『好き』
なんかに負けた時代もあった
考える
幸せなんて 手の届く
悪を愚かと断ずるあおぞら
最後に完成するのはきっと死んでからだね。
終わり