あたらしいあした
あたらしい
言葉を探すひまもなく
ぼくに捧げる月並みなやつ
昼間みてた蒼空が
どこに消えたのか
知識では
知っている
ひとりっきりのこの部屋の
すこし沈んだ静けさと
まもなく眠れるしあわせを
だれかに祈る贖罪と
あすの心もやわらかな
あかるい朝日に染まるよに
ちょい敬虔に目を瞑る
昨日が昨日であるように
今日は明日に過去になる
忘れてしまってよいことは
綺麗に忘れてしまいたい
心洗って干す夢を
忘れてよいからみてみたい
いのちが初まる瞬間と
いのちが終わる瞬間の
あいだをゆっくり生きている
瞳を輝かせて生きる
すこし沈んだ日もあるし
新生できる日もあるし
つらくて苦い日もあるし
寒くて泣きたい日もあるし
光りかがやく日もあるし
天にも昇る日もあるし
波間に漂う日もあるし
懸命無心な日もあるし
闇夜にうたう日もあるし
安眠できる日もあるし
絶望が刺す日もあるが
いろんなことはいつだって
生きてるかぎりつづくから
生きてるこの身を守りつつ
ゆっくりゆっくり生きてゆく
これから起こることだって
悪い予感もあるけれど
生きて歩いてくんだから
がんばれってそうじぶんでも
じぶんを応援してやろう
あかるい朝日は昇るから
絶対の夜を乗り越えて
あかるいあしたはやって来るから
あかるいあしたは絶対来るから
やわらかく
じぶんを生かしてあげること
そしてまぁるく くるんであげよう