ポエム
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希望



(短歌七首)

海峡を
トテトテ飛んでる一匹の
蝶の名前も気持ちも知らない


宝島
みたいな豊かな国に住み
それでも悩みは尽きない疾しさ


いつまでも
しあわせな日がつづくとは
信じていないし未来に震える


止まらない
震えを飴をバリバリと
噛み砕くよに噛み締めている



古い日は
寂しいひとりを寂しくも
ないと騙せた今はムリかな

正確な
言葉の意味は知らないが
次はわたしのターンのはずだ


手放せば
両手が空くからその手には
なにかができる希望が生まれる






24/04/26 08:07更新 / 花澤悠



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