蒼空いろのなみだ
おほえて
いなければ
ならないものだ。
それは、
ぼくなんかの
手では
つかめない。
そんな、
こどくなんて
きれいな
かんそうではすまされない。
ほら、
蒼空いろのなみだ
そのほおにつたえる希望を
そのとき、
ぼくはたしかに
きみのつたえる希望をみた。
はるかとおい
ツンドラの森を
きずつき
しっそうする
きみの
さいごの
希望のなみだが
もえさかる
たいようよりも
あたたかかったんだ、
きっと。
おほえて
いなければ
ならないものだ。
ぼくのためでなく、
きみのためでもなく。