しあわせの
どうしたら
君の心が癒せるか
わからないからただそばにいる
君よりも
たいせつなひとはいないから
きっと私は幸せなんだ
よく聴いて
憶えてなくてもいいけれど
生きてゆくため君が要るから
庭にある
金木犀の花が咲く
こうしていたい膝枕かな
ほころんだ
君の笑顔がほろほろと
私の胸にどんどん積もるよ
世の中に
君より寂しい嘘をつく
人がいないと知っているから
ある夜に
君が消えるという夢で
泣かない決意が崩れてしまった
だれよりも
しあわせだって夢をみる
ただの夢ではない夢をみる