ポエム
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聖夜のうた



ときだけ過ぎゆくその寂しさに
僕は途方に暮れるだけ

遠い昔の輝く国に
忘れたものはなんだっけ?

僕の耳にはまだいまもまだ
ふたりの笑い声がする
あの国で得たしあわせや
希望や夢の輝きや

焼きたてパイのいい香り
リンゴの甘さに蕩けるよ

宵闇迫る街路樹に
この一年の中で一番
イルミネーション神聖な色

そんな素敵な街の風景
眺める僕はただあたたかい
我が家へ向かうすこぉし笑って

ずいぶんときは流れたけれど
あの国で得たしあわせや
希望や夢は冷えてるし
凍ったようなイメージもある

いまこのときの話をしよう
やさしい灯りがともる家
この国で得たしあわせや
希望や夢の話をしよう

この国で得たかけがえのない
家族とゆっくり語りあう
この一年のしあわせや
いま持っている希望や夢の

夜を楽しみ語りあう
聖夜はすこし夜遅くまで
起きていてもいいんだよ?
家族がいるからこの国が好き

あとすこしだけときはゆき
そんな家族が笑って待ってる
灯りに帰り着くだろう
僕はほんとに大好きなんだ

あれ?これでは愛の歌?
そんなスタイル好みじゃないが
ここはもうこれしあわせを知る
君と家族が大好きなんだ



でも君に
ただ希うのは
幾つになっても

甘くなる
聖夜の夜の囁きや
天才的な甘いキスして








23/12/19 21:26更新 / 花澤悠



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