しあわせのうた
ゆめのなかには
しあわせがある
そういえば
いつからだろう
僕は白黒の夢しかみれなくなった
そんなにも
悲しいことでもないけれど
青空の夢を
みたいとは想う
夜空の満月の色も
ほんものは
もうすこし
青いときや
赤いときや
黄色いときもあると想うんだ
白黒の世界だと
涙の色は
なにいろになるのだろう?
白い顔に
白い涙が伝い落ちても
それでは
まるで
涙なんて
みえないみたいじゃないか
だから
涙の色は
黒色なんだろうか
実は夢の中では
涙なんてみたことがないもので
さっぱりわからないんだ
ゆめのなかには
しあわせがある
冬の朝
目を覚まして
真っ白な天井をみながら
それは間違いないと
それだけは信じられると
とてもかるく息をしながら
かるくかるく想ったんだ