ホントみたいな哀しげな嘘
みあげると
冬の星座がみおろして
出かけたくなる気持ちにさせる
やさしさの
数だけ傷をおうという
ホントみたいな哀しげな嘘
ただ君が
好きだと想ったあの夜に
今夜が来ること薄々知ってた
運命の
夢を信じてふたりして
手をつなぐ夜ふたりで泣いてた
風の吹く
リアスと呼ばれる海岸で
奥歯を噛み締めただ立つ孤りで
星空の
星をめちゃくちゃ混ぜていい
のなら生きてもいいとか云う君
正面に
聳え立つのは現実と
いう名の十善万乗の壁
さみしげな
胸の扉を叩くから
ちゃんと目をみて聴いて欲しいな
ただ君を
抱きしめたくてもこらえてる
ただの見栄だがただこらえてる