音は一人ぼっち
なんかじゃない

夢は光輝く明日のフリをしてる

君だけが
僕のほんとうなのだと

ひねくれた魔法なんて使わなくても
僕にはわかるよ

たったひとり産まれた僕は
たったひとり生きてくんだと
あたりまえの
あたりまえを
知ってるよ

ひとり
ぽつねんと
空だけみるよ

ごめん
これだけ経験すれば
悲しみの嘘も知ってるよ

だれだって
悲しい顔を晒してもいいんだ
憐れまれたい
弱さを持ってる

そのうち
もう
いなくなってしまうけど

音だけが
優しく僕をくるんでくれた夜もあったね

いつだって
いつだって
音にはそばにいてほしいけど

悲しみとか
叶わない夢とかが
あからさまに
あしたをつくりあげようとする
寂しい努力が
好きだよ

大好きで

悲しみ
すこしだけ
見知らぬフリして

ひとり
ぽつねんと
空だけみるよ