綺麗な涙
繰り返す
繰り返すのはさざなみの
夜に湖面を眺める秋風
永遠という
命はぜったいどこにもなく
都にだって売ってやしない
青空を
なんの理由もなくすごく
綺麗と想った秋ならより良い
AMの
ラジオの電波よあの世にも
今は届けとただ祈る夜
撫でられた
頭でじつはあなたへの
いけない恋の芽生えを感じた
宵闇の
公園でただブランコを
こいだふたりの距離と空間
身勝手に
流行りの歌詞まねキスをする
宵闇せまるモータープールで
笑ったり
泣いたりするのもふたりきり
私は今でも君がただ好き
この国の
言葉はすこし冷たげで
泣いてる顔も綺麗だねって