ポエム
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朝のうた

 

もし世の中に果てという
見知らぬ終わりがあるのなら

いつも輝くお日様は
いつかは消えるときも来る

光に溺れる血涙は
悲しい夜風に飛ばされる

悲しみなんて
知らないし

忘れられない刃物もあって
闇に溺れる灼熱の

意志を込めつつ唇結び
夜は夜とて夜の底

朝は朝とて白い息
自由の街には悪は無く

素直な正義ををもてあまし

憩うふたりの部屋にすむ
悲しみ色のやすらぎが

目にはみえない夜の果て
なないろの風も泣く調べ

宇宙の果てを知る夜に
悲しみの愛がしゃしゃり出て

罪と罰とをまっすぐに

見据えたさきに刺さる意志







23/10/09 18:24更新 / 花澤悠



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