ポエム
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桃色流星群





その唇に、触れたくて、風吹く黄昏
君をさがすよ

ただ抱きしめたい、流星の、
冷たいけれどもやさしい光

知ってる、甘めに味つけしてる、けど
あの想い出が、あるから生きれる

キライ、このまま死にたくなるくらい
甘い香りのするキス、君、悪魔的

消えそうな、世界の箱庭のなかでも、
信じている、夜の風の声だけ

初めて、出逢った、とき
雷に撃たれたのは、月の香りがしたから

今尚、引き返せないことを悔やまない
傷つく心を込めて、君に、キス

幾たびも美しい夜を越えて、
流星にからだまで流され

流星、降る夜、たちまち消え
すぐにまた降る、天使たちの吐息か






23/09/02 06:22更新 / 花澤悠



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