もう二度と
傷つかないとか
そんなに無理して
云わなくていいよ、

無理はダメだよ。


でもあのとき聴こえた
心を突き刺すひと言が
心を傷つけるのなら
仕方ないので
そんな言葉は
聴こえた気がするだけにする

じぶんを優しく騙してあげる。


ふと気づく
幾たびも幾たびも
孤独に震える夜があり
布団に包まりくちびるを噛む

それができうるガマンの上限。


あゝだから
ふたりふたたび出逢うため
ひとりは東へひとりは西へ


そんなにまえじゃない
川岸に
ひとりで寝ころび
流れる雲を眺めたら
その雲が君にみえて
照れて微笑む君を想った

そんなにまえじゃない微笑み。


ずっと優しくしてくれて
ありがとう、ありがとう

優しさの
数だけ心に命が芽生えてゆくなら
君の命は無限だね、

君は無限に生きつづけるね。


ちょっと、照れるけど
心には
至純を夢みる希いがあるのは
ほんとうで
至純を夢みる希いというのは
ただ君との幸せな暮らしのこと

それだけを、希って。


知ったつもりになって、さ
人生の
意味を知らずに生きて来た
きっとずいぶんとながいこと
苦しみに泣き
駄目だと諦め

意味を、いまになって、考え直す。


考え直したそのあとで

けれどいま
世界を綺麗と云えるんだ
ふたりの愛を信じる悠かな

悠かな永遠みたいな、虹いろ。