悠
もう二度と
傷つかないとかありえない
嘘はダメだよ優しい人よ
でもそこで
心を突き刺すひと言が
聴こえた気がする気がするだけだ
幾たびも
孤独に震える夜があり
布団に包まりくちびるを噛む
あゝだから
ふたりふたたび出逢うため
ひとりは東へひとりは西へ
川岸に
寝ころび雲を眺めたら
照れて微笑む君を想った
優しさの
数だけ心が生きるなら
君は無限に生きつづけるね
心には
至純を夢みる希いあり
希いというのは君との幸せ
人生の
意味を知らずに生きて来た
苦しみに泣き駄目だと諦め
けれどいま
世界を綺麗と云えるんだ
ふたりの愛を信じる悠かな