ポエム
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言い訳



僕が君を凍らせてしまったんだね
君は降り積る雪のように凍っていた

わたしひとりが孤独という訳じゃない
知ってるよ知ってるよって、凍りつく

君の綺麗な唇が、動いている
今度はなんて嘘をつくつもりなんだろう

それで、自分が嘘つきだから、
いつも、凍って、泣いている

線香花火が僕らふたりの花火大会を
綺麗に音もなく締めてくれるって

真夏、その最後の匂いが浴衣に残ってる
真夏、その最後の煙が目にしみるという

まるでそれが最後の言葉のような
ただの、言い訳






23/07/22 06:44更新 / 花澤悠



談話室



■作者メッセージ
昔の詩を焼きなおしてみました。他意はありません。

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