ポエム
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5.我、突き動かす司令塔は動作を停止した
夜が見えた
それは己が光り、それは光を貰いまた授けるような、
この世界は星で出来ていた。
この世界は星の光で出来ていた。
それはまた、なんとも美しく残酷な現実なのだろう。
どんな運命も、星の光で結ばれた神話に成り下がるのならば、
流れる星が闇夜に消えるのは悲劇から逃れたい悲哀の聲。
その星が無数の可能性、神秘をかき分けてそこに存在するのならば
我々はそれに飲まれる者だ。
だから今日の想いも明日が始まろうとする前に潰えてしまう
消えてしまう
癒えてしまう
終わってしまう。

還る。
それは虚空に消えた心の在り処を取り戻す為のものだ。
還るは循環。
それが私の中の理なのだから。
当たり前のように明日も今日と同じように、
光るものに照らされ、虚空に消えゆく想いに心焦がされ、
また、羨み眺むのだろう。
18/10/18 18:25更新 / 充電式沈没船



談話室



■作者メッセージ
巣食う空虚
自分の周りが生きる活力に満ち溢れているから眩しいなー……ぐらいの詩だからなこれ
それを星に比喩したらこんなに全体的にキラキラしちゃったけど

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