ポエム
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迷霧の連弾 91

理恵は焼きそばを

一口食べては

苦しそうに肩で息をしている

やっぱり無理は良くないので

止めたかった

でも理恵の気持ちも

尊重したかった

理恵に何もしてあげられない

ただ見守るだけだった

ただ見ているだけだった

そうしている間にも

一人また一人と

食べ終えている

理恵の表情には

焦りが浮かんでいた

とうとう保健の先生が

そんな無理をしても

残したいような

想い出にはならないよ

理恵に優しく諭す

理恵はそれでも完食したそうだ

学校の保健を守る立場として

やめるよう勧告します

保健の先生は強い口調で

理恵に言った

理恵は少し残念そうに

分かりましたと言って

完食を諦めた
25/12/20 00:40更新 / 秋時雨

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