理恵は目を輝かせて

キャンプの案内を読んでいた

絶対に参加したい

その表情が語っている

そう確信したボクは

理恵に参加するのか

尋ねようとしたら

理恵の表情が

少し困った感じになり

もう少し様子を見ていた

理恵は先生のところに駆け寄り

何やら話している

聞き耳を立てたかったけど

そんなことをしても

お互いがイヤな思いをする

そう勘づいたので

静かに見守ることにした

やはり高校受験があるので

夏休みは勉強に

集中したいのだろうか

でも理恵の成績は

優れているので

そんな心配など

しなくても良いはず

むしろボクの方が

先生から心配されて

欠席を促されるのではないか

そんなことを考えていたら

理恵が笑顔で戻ってきた