迷霧の連弾 207
いよいよ自由曲
あの素晴らしい愛をもう一度
みんなの前で歌う時がきた
合唱コンクール委員の
指揮棒が上げられ
前奏が弾かれ
この曲への意気込みが
委員からテレパシーのように
こころの深部に伝わり
言葉では表現できない気持ちが
こみ上げてきた
歌い出しが大事
練習の時は
スゴく意識していたけど
二曲目ということもあり
肩の力は抜けていた
この曲にボクたちの
成長の証や
成長過程での葛藤
それぞれの想いを託していた
一字一句を伝えるのではない
後輩たちに毎日を
大切に過ごして欲しい
何も考えずに生きた
ボクの悔しさも伝わって欲しい
そんな願いが
きっと伝わっている
歌い終わった時に
送られたの拍手で
ボクは確かにそう感じた
26/02/22 12:59更新 / 秋時雨