ポエム
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迷霧の連弾 201

文化ホールに着くなり

ロビーで集合することなく

すぐに合唱コンクール会場の

大ホールに入る

日射しが届かないその場所は

冷えきった空気が

愛想なくみんなを

迎え入れた

みんなはあらかじめ

指定された席に座る

三年生は前列から席を埋めた

昨年も一昨年も

ここに来ているのに

座る席が異なるため

舞台の見え方が違う

それは自分が中学生としての

立ち位置の違いを

思い知らされているようで

何の自律もなく

一切の自覚もなく

中学校生活を

こころのままに

過ごしてきたボクは

ここにいる資格があるのか

どうしてもそんなことを

考えさせられた
26/02/19 02:52更新 / 秋時雨


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