ポエム
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迷霧の連弾 114

どれぐらい歩いただろう

ようやく目的地に着いた

昨日の場所よりも

日当たりは少なくて

日常からはかけ離れた景色

まるで映画のロケ地だった

これを見なければ

このキャンプに来た意味はない

田宮先生は仰々しく言い放った

じゃあ今までの時間は

何だったんだろうね

保健の先生が

理恵に囁いていた

理恵は口元をゆるめ

穏やかな笑みを浮かべていた

その顔を横目で見たボクは

顔が赤くなっていることを

自覚したので

無理やりに顔を硬直させ

何もないフリを保っていた

田宮先生はもったいぶって

この足元にお宝がある

そう言って自分の足元を

右手の指先まで

ピンと伸ばして

指し示していた
25/12/31 00:48更新 / 秋時雨

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