迷霧の連弾 104
テントに入ったけど
すぐに寝られるはずもなく
ランタンを灯して
ボクたちは
どちら言い出すともなく
ポーカーを始めた
普段から昼休みに
教室で遊んでいるけど
やはりキャンプ場だと
雰囲気が違う
楽しいはずだけど
やっぱりボクは
理恵のことが気になる
田宮先生たちと
何を話していたのだろう
普段から抱えている悩みを
キャンプ場という
解放された空気の中で
意を決して打ち明けたのか
そんなことを勝手に想像して
ボクも心配になってきた
ポーカーに集中できなくなり
順番がきてもボーッとして
声をかけられることが
度々あった
ボクは考え込みたくて
もう眠いから
先に寝ると言って
そそくさと毛布にくるまった
25/12/26 02:24更新 / 秋時雨