ポエム
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Only the winds
交わすのは
体温と
言葉たち

風で凍えてる手と
指先から
あなたの何がわかるというの

風が耳元でうるさいから
私は叫んだ
あなたは何を言っているの

そうやって
あなたと生きてたはず
わたしは生きてたはず

風が吹いて
強く強く二人を裂こうとする
だから愛せたのよ
だから愛してたのよ

風がやんだとき

あなたと私を繋いでたのは風だけ

そう、気づいたわ
19/12/26 19:40更新 / ケケ



談話室



■作者メッセージ
タイトルはolfur arnardsさんの曲からとりました。
寂しいんですけど、好きな曲です。

相手のことを考え、理解をしようとする姿勢がなくなれば
きっと終わりです。
「わからない」が「どうでもいい」になれば、
もはや、いてもいなくても同じです。
好意の裏返しは無関心です。

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