秘密の夜
ぼんやりと、淡い月の明かりだけの空間。
お互いの顔の輪郭だけがわかるぐらい。
でも貴方がいま優しい眼差しだってわかるの。きっと貴方もわかってるんでしょう?
そっと、触れるだけのキス。
心が震える。
貴方に触れられるという、幸せ。
貴方に触れられているという喜び。
貴方の声が空気を揺らして私に響くという官能。
貴方という存在を感じるたびに私の心が柔らかく、なびく。嬉しくて、心からなにかが溢れそうになるの。
その私を感じて、貴方が微笑む。
ああ、お月様。
お願い、まだそこにいてね。
夜が明けたら私達は離れなければいけないの。
もう少し、もう少しだけ。
この人といさせてください……
お互いの顔の輪郭だけがわかるぐらい。
でも貴方がいま優しい眼差しだってわかるの。きっと貴方もわかってるんでしょう?
そっと、触れるだけのキス。
心が震える。
貴方に触れられるという、幸せ。
貴方に触れられているという喜び。
貴方の声が空気を揺らして私に響くという官能。
貴方という存在を感じるたびに私の心が柔らかく、なびく。嬉しくて、心からなにかが溢れそうになるの。
その私を感じて、貴方が微笑む。
ああ、お月様。
お願い、まだそこにいてね。
夜が明けたら私達は離れなければいけないの。
もう少し、もう少しだけ。
この人といさせてください……
20/04/20 00:31更新 / 黒蝶