ポエム
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秘密の夜
ぼんやりと、淡い月の明かりだけの空間。
お互いの顔の輪郭だけがわかるぐらい。

でも貴方がいま優しい眼差しだってわかるの。きっと貴方もわかってるんでしょう?

そっと、触れるだけのキス。
心が震える。

貴方に触れられるという、幸せ。

貴方に触れられているという喜び。

貴方の声が空気を揺らして私に響くという官能。

貴方という存在を感じるたびに私の心が柔らかく、なびく。嬉しくて、心からなにかが溢れそうになるの。

その私を感じて、貴方が微笑む。

ああ、お月様。
お願い、まだそこにいてね。
夜が明けたら私達は離れなければいけないの。

もう少し、もう少しだけ。

この人といさせてください……

20/04/20 00:31更新 / 黒蝶



談話室



■作者メッセージ
夜になるとなんかふっとセンチメンタルな気持ちになりますね

詩、といえるかな

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