願い星
いつか「さようなら」をしなくてはいけないから、
全て霧のように消え去るのだろう。
そんなはずはないと理解っているけれど。
だからどうか、真実を示す光をください。
でも、もういい。聞きたくない。
きっとわかりきったことを言うんだ。
あなたの言葉でさえも風のように過ぎ去り、
薄っぺらく響いて耳を塞いでしまう。
私に寄り添おうとした全てが無価値に思える所為だ。
誰も信じられぬ私は、この闇路で何に縋っているの。
誰に、何を求めているのだろう。
常態化した漠然とした不安が
知らず知らずのうちに私を飲み込むのなら、
どうか温かな闇で私を包んでくれないか。
ぼんやりと望んだ私の願いは夜に溶けていった。
ふと空を見上げると不変で無数の光が輝いている。
「ああ今日も、星は綺麗だね」とひとりごちる。
その光がある限り、私は息をしていよう。
全て霧のように消え去るのだろう。
そんなはずはないと理解っているけれど。
だからどうか、真実を示す光をください。
でも、もういい。聞きたくない。
きっとわかりきったことを言うんだ。
あなたの言葉でさえも風のように過ぎ去り、
薄っぺらく響いて耳を塞いでしまう。
私に寄り添おうとした全てが無価値に思える所為だ。
誰も信じられぬ私は、この闇路で何に縋っているの。
誰に、何を求めているのだろう。
常態化した漠然とした不安が
知らず知らずのうちに私を飲み込むのなら、
どうか温かな闇で私を包んでくれないか。
ぼんやりと望んだ私の願いは夜に溶けていった。
ふと空を見上げると不変で無数の光が輝いている。
「ああ今日も、星は綺麗だね」とひとりごちる。
その光がある限り、私は息をしていよう。