この汚れた世界でも…
「あとかたもなく
消えたいよ…」
ふさぎこみ始めた
「あなた」
まちがっていたのは
世界でしょうか
壊れてゆくのは
この星でしょうか
人前で笑っても
心の涙まで乾かない
大きな疵を人のせいにできず
逃げられない時が来る
それでも
生きてるだけで
えらいんだよ!
あの日みたいに
まっすぐに前を向けなくても
どんなに悲しい過去を
背負っても…
確かに まちがっていたのは
あなたかもしれない
けれど ごめんね
この汚れた世界でも
あなたに
生きてほしいと思うよ
だって あなたは
わたしの大切な
弟だから…