ポエム
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桜無き春の月夜の下で
芽吹きが終わり 成長の時
月だけが見える 闇夜の下
見渡す目の前に 生命の光の数々

ボクは真っ暗な空の下
ただ座っていた

成長もなく ただ座っていた

光のひとつひとつにただ羨望していた

言葉にできない気持ち
知りたくなかった真実

ジャージをすり抜ける冷たい溜息
味のしないハイボール
知らない人の曲に鼓吹される

そして小さく呟く
「あぁ、なんでボクには光がないんだろう」
22/04/12 23:22更新 / ささぴ



談話室



■作者メッセージ
肌寒い夜なのに
でも心地よい風

春は不思議だよね。

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