キミはいつも近くにいて　遠くにいた
キミの笑顔がボクを救って　ボクを困らせた
キミの喜怒哀楽はとても綺麗で　繊細だった

ボクは恋をした　キミの心に
ボクを笑顔にした　キミの笑顔が
ボクも悲しかった　キミの涙が

キミは近くにはいない
近くにいるはずなのにそこにボクはいない

また春が来るまでキミには会えない
また春が来てもボクはいない

俯いたままのボクはキミに別れを告げる
オキナグサは空を見上げた

■作者メッセージ
オキナグサ、春に咲く花。
花言葉はたくさんあるけどこの詩に込めた言葉は「告げられぬ恋」

春は出会いと別れの季節、
好きだけど話しかけられない、何も気持ちを伝えられずに会えなくなってしまう。
そんなことはたくさんの人にあるはず(私もその1人(笑)

俯いたままで終わってしまわず、終わってから空を仰ぐのでもなく、真っ直ぐと前を見てその片想いと向き合ってみてはいかがでしょうか？
春が終わる前に…